2018年2月25日日曜日

品質とは何か~無印良品カードケースに学ぶ~

品質とは何か

何でもない、ほんとに安いものなのですが、
とあるアイテムを購入しました。

定価600円の名刺入れです。


今まであまり多くの人と名刺交換をする職種ではなかったので
家内にプレゼントしてもらったものを
10年間使って問題なかったのですが、

流石にそろそろあちこちほころび?が出てきて、
買いなおそうかなと。

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名刺入れというアイテムを自分で購入するのが初めてで、
いかほどのものか想像がついてなかったのですが、
本当にピンからキリまででした。

安物であれば100均でもありますが、
すぐに壊れるでは困るし、

いざお客様と名刺交換をした際に、
あまりにひどい名刺入れでは
「汚い入れものから出てきた汚い名刺」
では失礼だろうと思い、
多少なりとも「こまし」なものを探そうと。

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で、まず「L」のつく雑貨屋さんに立ち寄り物色。

ここでまずゲンナリ。

ほんとに一番安いラインナップで
アルミ製のケースのもので600円前後。

まあ値段はそんなところが一番下だろうなとは
想像していたいのですが、

とにもかくにも品質に疑問点が。

①フタの部分とケース本体の部分が
 きっちりそろっていない。
②アルミ製だから黒くなることもあるからそのつもりで、
 と注意書き。

まあ②は優しさの裏返しだろうと思うのですが、
①に関してが非常にひどい。
ほんとに全くそろっていない。
そもそもなぜこんなデザインにしたのか。

で裏を見ると

「Made in Cのつく例の国」

あーあ。さもありなん。

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で、お店の中の
別の商品を物色すると、
メッキ加工した金属製のケースに
本皮を貼り付けて2,000円程度。

本革だけで財布の様に作られた
大して使いやすくもなさそうなものが3,000円程度。

さらに別のお店に行って各種ブランドの
ラインナップを確認すると、
大して使いやすくもなさそうなもの(しつこい)が
6~8,000円程度


「正気か?
 いや、
 むしろ俺の思考回路に
 狂気のスイッチが
 組み込まれているのか?」

と、めまいが。

使いやすさが同等だと仮定して、
多少壊れやすいものを100均で買ったとする。

100均で半年に一回新品を買っても、
7,000円のものは35年でどっこい。

もちろん買いに行く手間、
お客様に与える印象は省いての計算ですが。

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まあ、こっちは
そもそもそんなに裕福でもなく、
ファッションにも気を使わない
さえない中年男性ではありますよ。

それにしてもだ。

最初のCのつく国が作った
「安かろう悪かろう」のもの、

または値段と品質が比例しているか
首をかしげたくなるもの、

…何だかなぁ。



ということを一緒に買い物にいった家内に報告すると、
「もう一軒、候補のお店がありますよ。」
と同じモール内に入っている無印良品をリコメンド。

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まあね、

まあ「L」のつく雑貨屋さんと
同じノリだろうとそんなに期待せず、
一応行ってみたわけです。





「…あった。
 これや。

 これやぁぁぁあああああ!!

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無印良品カードケース

◆ステンレス製:
 頑丈でアルミみたいに黒くならない。

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無印良品カードケース

無印良品カードケース

無印良品カードケース

◆品質:
 最初に見たCのつく国のものみたいに
隙間があったりかみ合ってなかったりということはなく
ピターっとくっついている。

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無印良品カードケース

◆Made in Japan
 そう、メイド・イン・ジャパン!
 さすがは日本製ですよ!!

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まあ、日本人はつまらない、
重箱のすみをつつくような、
どうでもよい部分の品質をとやかく言い過ぎる、
というようなことを言われることもありますが、

これが中●製のくだらない品質の製品と
同じ値段であるなら、
絶対こっちを選びますよね。


たかだか600円程度のものです。

ですが、
「素晴らしい!」
「これなら納得!」
「買っても損はしないだろう!」
と素直に思える。

これが品質ってもんじゃないでしょうか。


中●製がまるっきりダメとは言いませんが、
堂々とそれなりの値段で店頭に並べているは、

◆バイヤーの商品選定眼の問題、
◆顧客の商品選定眼を甘く見ている、
◆顧客からの信頼を軽視している、

のいずれかでしょうか。


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偉そうに言うつもりはないのですが、
筆者はまがいなりにも、
おもてなしの心を持ち続けるよう
心がけています。

つまり、
偶然にでも通りかかって
この記事をご覧になった方に、
小さなことでも、
「面白い」「ためになるかも」
と思っていただきたい。

そうでないと、
自分自身納得がいかないでしょうし、
ご覧になった方のお時間を無駄にしては
申し訳ないと思うので。




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