前回の当ブログの記事
「オモシロ日本改造計画 その2」
http://www.hazemixeddays.com/2018/04/blog-post_7.html
の最後に予告として
「 次回は多分実現は無理だけど、
日本国株式会社化を
皆さんと一緒に考えたい 」
としていたのですが、
今巷で沸騰中の事務次官のセクハラ問題周辺を
皆さんと一緒に考察したいなと思い立ち、
今回の記事としました。
・セクハラを受けた(とされる)女性記者の問題
・麻生大臣の問題
・事務次官の問題
この問題、皆さんはどんな風に見えていますか?
※あらかじめお断りしておきたいのですが、
筆者はセクハラについて良しとするものではありませんし、
セクハラを行った(とされる)事務次官を擁護する気は
毛頭ございません。
ただ、客観的に状況を整理して、
問題の本質は何か、
ということを今回整理したいと考えています。
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<疑問1>
女性記者はなぜ精神的苦痛に対する損害倍書を求める民事訴訟、
または強制わいせつ等に関する刑事訴訟ではなく、
報道することを希望したのか?
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当然女性の立場からすると
自身が辱められたことを訴え出て、
周りの人に知られるのが怖い、
または裁判の中で状況確認のため再度辱められる
「セカンドレイプ」
が恐ろしくて訴え出ることができず
泣き寝入りをしてしまう、
ということが往々にしてある、
女性がかわいそうだ、
ということは十分理解できるのですが、
そうであれば、
「 報道したい 」
というのは論理的に
矛盾があるのではないでしょうか。
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または刑事責任を問うて役職を解任させる等ではなく、
「 報道によって事務次官に対して社会的制裁を受けさせる 」
という考えであれば、かなり乱暴な話になります。
これは法律、ルールに基づかない
「 私刑・リンチ 」になり、
「 マスコミ 」というパワーの濫用と言えます。
つまりは、
権力を笠に着てセクハラを行う事務次官と
やっていることは同じと言えるのではないでしょうか。
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「 女性は物理的な力も、社会的な立場も弱い。
多少の超法規的な措置によって守られるべきだ! 」
というようなご批判を受けるかもしれませんが、
マスコミに所属している方は
男性だろうが女性だろうが弱くない。
弱くないどころか、
どこぞの国の「 カリアゲ野郎のハッタリ核ミサイル 」の
何倍ものパワーを持っていると言えます。
「 ペンは剣よりも強し 」ではないですが、
マスコミというパワーは
それこそ日本国の総理大臣、アメリカ合衆国大統領、
その他の権力者の首を飛ばすくらいの破壊力があるためです。
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その破壊力よりも上記に記載した
「 私刑・リンチ 」である、
ということがもっと恐ろしいと思います。
刑事にせよ民事にせよ裁判では客観的な証拠、証言に基づき
事実を整理して裁判官によりジャッジされますが、
「 私刑・リンチ 」というものは
本当にやったかどうかが分からない状態で、
社会的に制裁を受けて「 抹殺 」される。
証拠も何もないのに
「怪しいから」
という理由で市民を拘束することが許されていた
戦前戦中の特別高等警察と同じであり、
極論をすればその矛先が
いつ何時あなたに向けられるか分からない、
というものです。
マスコミのパワーによる被害ということについては
松本サリン事件の河野さんの例が分かりやすいと思います。
「wiki/河野義行」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B3%E9%87%8E%E7%BE%A9%E8%A1%8C
まあ、この事務次官に関しては、
「 火のない所に煙は立たぬ 」
ではあると思いますが。
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女性記者はなぜ問題発言を録音することができたのか?
また公になったいきさつは?
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と言われればそれまでではありますが、
ごくごく一般的な感性で状況を類推すると
以下の様な筋書きになるのではないでしょうか。
①さしもの財務省事務次官と言えども、
まさか初対面、または初めて1:1で会食する女性に
セクハラ発言を連発しまくりはないだろう。
②つまり、事務次官と女性記者は少なくとも
2回目以降の会食だったと類推できる。
③「はっはーん、この事務次官、
何か毎回セクハラ発言しやがるな」
と傾向を読み、会話を録音した。
④この録音内容を報道すれば大スクープになる!
と思った。
⑤だけど相手は財務省の事務次官でしょ?
とビビった上司が握りつぶした。
⑥(何に対してだかは知らんけど)
腹の虫が収まらない女性記者が
こともあろうに競合他社の週刊新潮に
ネタを持ち込んだ。
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事実であるか否かは定かではありませんが、
以下のような記事があったので抜粋でご紹介します。
2018年04月19日 01時12分記事から引用
https://www.huffingtonpost.jp/2018/04/18/tv-asahi_a_23414419/
●1年半ほど前から取材目的で会食、その度にセクハラ発言
テレビ朝日の篠塚浩報道局長によると、女性社員は1年半ほど前から取材目的で福田氏と1対1で会食をしていた。その度にセクハラ発言があったことから、自らの身を守るために会話の録音を始めたという。
女性社員は、セクハラの事実を報じるべきではないかと上司に相談したが、上司は「放送すると本人が特定され、いわゆる二次被害が心配される」ことなどを理由に「報道は難しい」と判断。
女性社員は、「財務次官という社会的に責任の重い立場にある人物による不適切な行為が表に出なければ、セクハラ行為が黙認され続けてしまうのではないか」という強い思いから、週刊新潮に連絡。同誌の取材を受けたという。
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・身を守るとはどういう意味なのか?
また身を守るために会話を録音するのは妥当な方法か?
・セクハラの事実を報道するのはどういう意図なのか?
一段落目の「身を守る」と矛盾があるのではないか?
・セクハラ行為の黙認を防ぎたい、という思いと
マスコミにリークするという行動は整合が取れたものか?
本来は訴訟を起こすべきではないか?
…
私が今回の問題で最も疑問に感じるのは、
こんなに論理的な不整合だらけの話の筋書きを
天下の朝日新聞の記者がまじめな顔で語ったのか?
というところです。
もちろんこの記事の書き方、
要約の仕方の問題もあるとは思うのです。
本当に言い方が悪いと自覚しています。
ご批判を受けることは重々承知しております。
被害を受けられた女性記者が悪い人だとも言いません。
しかし、あえて言わせてもらうと、
今回のこの話だけは、なんとなくですが、
「 示談金目的で痴漢冤罪を仕掛ける
『 ヤカラ(※) 』の話 」
程度の「 レベルの低い話 」に思えてなりません。
※ヤカラ
… 関西弁で「やくざや不良など、理不尽な言い分を押し付ける人」。
標準語で言うところの「DQN」的な感じ?
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「 いやー、要するにスクープのネタが欲しくて、
ハニートラップを仕掛けてやりましたよ!
財務省の事務次官ともあろう方がまんまと
引っかかるもんだから驚きました。
ところがうちの上司ときたら
マスコミという役目を顧みずに、
相手が財務省の事務次官だってんで
ビビッて握りつぶしやがるから、
腹いせに週刊新潮に持ち込んでやりました!
どいつもこいつも、ざまー見ろです!
だらしのない野郎どもに
けりをくらわしたようで、
すごく気分爽快です! 」
とハッキリ言ってくれれば、
「 あー、そりゃ大したもんだ。
マスコミ相手に脇の甘い事務次官が悪いわな。
握りつぶす上司も上司だしね。 」
と逆に拍手喝采にもなると思うんですけどね。
それを
「セクハラ問題の改善につなげたい」
だの何だのと綺麗事を言うから、
話の筋書きがかみ合わなくなる、
そんな感じだと思います。
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<疑問3>
麻生財務大臣はマジか?
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テレビ朝日の今回の問題に関する抗議文について、
「 もう少し大きな字で書いてもらった方が、
見やすいなと思った程度に見ました 」
だそうです。
いや、私も当然これが冗談で言っているというのは分かりますよ。
会話の中で冗談の一つも言えないのであれば、
人気も出ないというのも理解できます。
しかしねー、
程度によりますよ。
まあその後に
「 会社としての正式な抗議だから
しっかりうけとめなければならない 」
とは、おっしゃられたようですが。
-------------------------
冗談を言うべきでないシーンで
冗談を言っちゃうのは
セクハラ発言をしてしまうのと
根源は同じように思えます。
つまり、
「 空気が読めていない 」。
これは本当に難しい課題で、
空気ばっかり読んでいて
本来達成すべき大きな目的を見失うようでは
政治家としては失格でしょう。
しかし、
◆空気が読めない
◆空気を読まない
◆空気は読めなくはないんだけど、
いつもそれに従うわけではない
それぞれ意味合いが違いますよね。
この麻生大臣ってのは大丈夫なんでしょうか?
ガチで「 空気が読めない人 」なんだとしたら、
ちょっと怖いですよね。
-------------------------
筆者としては、
この発言を行うに至った記者の質問に対しては、
・事務次官を解任しなければならない問題であれば解任するし、
刑事責任を問われるような状態であれば、一旦解任、
有罪判決が出れば懲戒解雇ですよ。
・任命責任を問われるとすれば、私は次の選挙で落選しますよ。
議席にしがみつくわけじゃないけど、
本来私のしなきゃいけない仕事を全うできているか否か、
その判断をするのは有権者であって、
諸君らマスコミではないし、
ガチャガチャうるせー野党議員でもない。
問題があれば選挙で失職するだけの話です。
と原則を元に堂々と言い切れば良いんじゃないのかね?
と思います。
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「 もう少し大きな字で書いてもらった方が、
見やすいなと思った程度に見ました 」
だそうです。
いや、私も当然これが冗談で言っているというのは分かりますよ。
会話の中で冗談の一つも言えないのであれば、
人気も出ないというのも理解できます。
しかしねー、
程度によりますよ。
まあその後に
「 会社としての正式な抗議だから
しっかりうけとめなければならない 」
とは、おっしゃられたようですが。
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冗談を言うべきでないシーンで
冗談を言っちゃうのは
セクハラ発言をしてしまうのと
根源は同じように思えます。
つまり、
「 空気が読めていない 」。
これは本当に難しい課題で、
空気ばっかり読んでいて
本来達成すべき大きな目的を見失うようでは
政治家としては失格でしょう。
しかし、
◆空気が読めない
◆空気を読まない
◆空気は読めなくはないんだけど、
いつもそれに従うわけではない
それぞれ意味合いが違いますよね。
この麻生大臣ってのは大丈夫なんでしょうか?
ガチで「 空気が読めない人 」なんだとしたら、
ちょっと怖いですよね。
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筆者としては、
この発言を行うに至った記者の質問に対しては、
・事務次官を解任しなければならない問題であれば解任するし、
刑事責任を問われるような状態であれば、一旦解任、
有罪判決が出れば懲戒解雇ですよ。
・任命責任を問われるとすれば、私は次の選挙で落選しますよ。
議席にしがみつくわけじゃないけど、
本来私のしなきゃいけない仕事を全うできているか否か、
その判断をするのは有権者であって、
諸君らマスコミではないし、
ガチャガチャうるせー野党議員でもない。
問題があれば選挙で失職するだけの話です。
と原則を元に堂々と言い切れば良いんじゃないのかね?
と思います。
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<疑問4>
東大は恋愛のテクニックを教えてくれないのか?
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筆者はあまり頭が良くもなく、
東大のすごさも実はよく分からない、
という程度の学歴でしかないので、
よく知りませんけどね、
東大っていうところは
恋愛のテクニックは教えてくれないですかね?
(嫌味)
今回の事務次官もしかり、
新潟県知事もしかり。
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というのも、
少し前に在中国日本大使館の職員が
ハニートラップに引っかかって自殺した、
という事件がありました。
「上海総領事館員自殺事件」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%B5%B7%E7%B7%8F%E9%A0%98%E4%BA%8B%E9%A4%A8%E5%93%A1%E8%87%AA%E6%AE%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6
また、少し意味合いは違うかもしれませんが、
約15億円横領の「アニータ事件」なんてのもありましたね。
「青森県住宅供給公社巨額横領事件」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%92%E6%A3%AE%E7%9C%8C%E4%BD%8F%E5%AE%85%E4%BE%9B%E7%B5%A6%E5%85%AC%E7%A4%BE%E5%B7%A8%E9%A1%8D%E6%A8%AA%E9%A0%98%E4%BA%8B%E4%BB%B6
上記の問題の人たちが全員東大ってことではないのですが、
何だか知らんがだらしがねーなー!
ってなってしまいますよね。
筆者は恋愛のテクニックなんてものに詳しくはないですし、
いざハニートラップを仕掛けられたら
かわす自信もないので
人のことを偉そうに言えませんけどね。
我々SEは情報資産保護関連の講習を
毎年受けるというのが慣例になっていますが、
それと同じように
国家官僚の皆さんは税金使ってもいいから
ハニートラップのかわし方講習とか、
恋愛テクニック講習なんてのを
やってもらった方が良いんじゃないでしょうかね。
うっかり国家機密を漏らしたとか、
うっかり何十億も横領されたら、
たまったもんじゃない。
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今回の記事で皆さんと一緒に考えたかったこと、
もう一度振り返ると
◆セクハラを良しとするものではなく、
福田事務次官を擁護する気はさらさらないが、
朝日新聞の女性記者の方もいかがなものか。
もうちょっと世論がすんなり納得いくような
話の筋書きを事前に考えられんもんかね。
◆麻生大臣はもうちょっと頑張れ。
色んな意味で。
◆福田事務次官をはじめ、
東大等出身のエリートのお歴々は
もうちょっと脇を締めてほしいもんですな。
…っていうか、
日本をよくしなきゃいけない!
っていう立場の政官民のそれぞれで、
「 何をやってんだ!? 」
と歯がゆい思いをしているのは
筆者だけではないと思います。
と歯がゆい思いをしているのは
筆者だけではないと思います。
もうちょっとしっかりしてくださいよ。
依然として世界、日本は不安定で
経済はガタガタです。
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