想像力の欠如こそが成功への第一歩かも知れない。
教育方法論シリーズの前回記事
【教育方法論】失敗を良しとする教育の是非(前編)坂本龍馬暗殺に学ぶ
http://www.hazemixeddays.com/2019/01/blog-post_7.html
では、以下のような整理を行いました。
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坂本龍馬はADHDだった可能性が高く、
それゆえに大きなことを
成し遂げることができたのかもしれない。
具体的には「成功」への過程で
多少の「失敗」があっても「失敗」思わずにバンバン突き進む。
それ以前に、発生するだろう「障害」に対して
恐怖を感じないから挑戦することが簡単に出来た。
これに対してその他大多数の人間は
ネガティブなDNAが進化を続けてきた。
根拠は冒険をして大きな成功をつかむより
失敗を回避することで無難な一生を全うする方が
絶対数が多いから自然とネガティブな考えの人間が多くなる。
なので、その他一般の「凡人」は
坂本龍馬の真似をして大きなことを
成し遂げようとしても難しい。では、凡人はあきらめるしかないのか?
いや、凡人でもある種の教育を施すことで、
大きな成功をつかむことは不可能ではない。
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で、今回は後編としてその具体的な教育方法論を
記事にしようと思っていたのですが、
今日ネット上で前回記事とリンクする、
「やっぱりなぁー!!」
となる非常に興味深い記事が掲載されていたので、
(中編)としてさらに深掘りの材料にさせていただこうかと。
というのがこの記事です。
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“大炎上”を引き起こす政治家と企業の「決定的な欠陥」とは
http://www.itmedia.co.jp/business/spv/1901/10/news018.html
(前略)
政治家たちが相変わらず暴言を繰り返すのは、いわゆるポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)の認識が低いからだといえる。つまり、自分たちの意見が客観的に見て「ずれている」「偏っている」ことに気が付かない。もっと言えば、普段の会話の中でも、そうした話が出た際に苦言を呈してくれる人がいないということなのだろう。
(中略)
いずれにしても、国民を代表する政治家としてポリコレの感覚が足りないということに尽きるのだが、それは言い換えれば、ある能力が決定的に欠如しているということである。その能力とは「想像力」だ。
(中略)
冒頭で触れた平沢議員や麻生副総理といった古参の政治家らも、ちょっと考えればいいのに、と思うのだが、彼らのような政治家による暴言はこれからもきっと続くだろう。ただ暴言を発するたびに、変化し続ける社会の流れを実感していないという無知さを有権者にさらすだけだと認識すべきだ。あまりにも世間を知らないために、想像力で発言の影響をシミュレーションすることすらできないのかもしれないが。
間もなく平成という一時代が終わろうとしている日本。そろそろ政治の世界などにも、現代社会を理解するまともな想像力を持った、新しい時代にふさわしい人たちが1人でも増えることを願う。
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そしてその原因となる「想像力欠如した発言」について、
全くの正論で異論の挟みようがない完ぺきな理論であり、
(結論部分だけは賛成できませんでしたが)
なおかつ、
面白くとも何ともない!
つまり、
何の引っかかりもなく、
当然炎上する余地が全くなく、
ゆえに他人をインスパイアする内容ではない。
当たり前すぎて学校の教科書みたいに面白くない。
まあ学者の先生が書いたものであれば、
正しい論理を客観的に記載しなければならないでしょうから、
そりゃそうなるでしょうよとも思いますが。
で、何が
「やっぱりなぁー!!」
なのかというと…
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「この下手な想像力こそが、
成功への最大の阻害要因だろう」
ということです。
前回の坂本龍馬の記事の通り、
成功への過程で発生する障害に対して、
無闇に恐怖を感じ挑戦することを回避すると、
当然成功へ近づくことなく
成功を手に入れることはできません。
恐怖を感じず、つまりある部分の想像力が働かず、
目的に向かって突き進むからこそ
成功を手に入れることができる。
で、こういう炎上する発言を行う人ってのは、
「空気が読めない」
ってことで、
アスペだとかADHDだとかって言われますが、
「こういうことを言ったら
周りから変に思われるかな?」
という想像なく(できず)に発言しちゃう。
つまり、「障害が発生して、痛い思いをする」という想像なく、
アクションを起こしてしまうからであって、
構図としては成功に向かって
突き進んでいるのと同じなのです。
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「じゃあ何かい?
アスペとかADHDって連中は、
みんながみんな成功するってことに
なるじゃねーか。
そんなことねーだろうーがよ。」
と疑問に感じられることと思いますが、
これは別の原因で必ずしも成功するとは限らない、
という注意が必要ですね。
つまり、
本当に目指すべき目的、
目標に向かっていない場合は、
結局成功にはたどり着かない。
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麻生太郎は成功していると定義されると思います。
発言が
「ずれてる」だの
「炎上している」だの
言われたとしても、
◆ポイントポイントで注目を集めて、
◆既存の支持者は
「それでこそ麻生太郎だ!」
と支持を強固にし、
◆「麻生って結構面白いじゃん」
と新しい支持者を獲得する可能性もある。
これに対して、
もし麻生氏が誰にも注目されない
品行方正な発言しかしなくなったら?
今まで支持していなかった人が支持するようになる?
また
今まで支持していた人は支持を続ける?
さらに、そもそも興味がなかった人は?
誰からも注目されなくなって票が取れずに失職するでしょう。
なので、麻生太郎の戦略としては
炎上発言は的を得た行動であり、
「成功している」と定義されます。
たまたまかも知れませんが…
また、冒頭で紹介したネット記事の中に、
とある記事が問題で最近炎上した週刊誌の件も
事例として紹介されていましたが、
炎上したおかげで注目が集まり、
販売部数が増えた、
であればこれも成功だと言えますよね。
まあこれは「炎上商法かも」と
紹介記事の中にも記載されていましたが…
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紹介記事の締めくくりには
そろそろ政治の世界などにも、
現代社会を理解するまともな想像力を持った、
新しい時代にふさわしい人たちが1人でも増えることを願う。
となっていましたが、
ここの部分だけは全く賛成できない。
つまり政治の目的が何なのかを考えた場合、
「品行方正、無難に過ごし、
議席を保持しつつ、
妥当な想像力を持って、
炎上するような発言をしないこと」
ではないからだ。
以前当ブログ内の以下記事
オモシロ日本改造計画 その2
「ブラック企業の社長を議員にしよう!」
http://www.hazemixeddays.com/2018/04/blog-post_7.html
で紹介した国会議員に求める役割とは、
「えー、こんなこと言ったら、
周りの人に嫌われちゃうかしらぁ?」
なんてことを気にして
何も発言しない、
何も行動しない、
他人を全くインスパイアしないような、
屁みたいな国会議員は要らない。
本来やるべきこと(最終的な目的)のみを見据えて、
その途中にある障害(他人からの批判)は想像すらしない、
下手な想像ならしない方がマシ。
今の日本にはそういう人材こそ必要なのではないだろうか。
続きは次回(後編)で。
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太郎さんの秘密 明解「麻生太郎」の基礎知識
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