筆者は社会人になりシステムエンジニアとしてキャリアを続ける中で、
「学歴と能力は必ずしも相関関係があるわけではないな」
と実感するシーンが少なからずありました。
まあ一言で能力と言っても様々なので、
ここでは使えないけど、
別のところでは使える、
というようにその人を
「出来る」
「出来ない」
と簡単に判断できるものではないのですが、
ただ、学歴があってもやっぱり
「この人この調子で大丈夫なのか?」
と不安になったり、
「うわー、全然大したことのない経歴なのに、
俺より全然すげーよ。完全に負けてる。」
と思える人がいたり。
しかし、今回の記事のタイトルの様に、
「やっぱり学歴はそれなりにあった方が
良いかもしれないな」
と思うことが今朝ありました。
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長女は現在幼稚園の年長組で、
この春小学生になります。
年中の頃から公文式教室に通い、
今は簡単なひっ算の掛け算をやっています。
「 さすがは公文式! 」
と言える成果と思います。
ただ、今朝の問題、以下のシーンで。
先日、まだかけ算のひっ算を習いたての時に
長女が上記のような問題を解いている時、
最初の4×8の結果の十の位「3」をどこにも書かずに、
頭の中だけで次の2×8の「16」と足そうとしていました。
そこで、
「いや、4×8=32の『3』を
どっかに小さくメモすれば良いじゃん」
と教えて、まあ素直にその通りにやっていました。
後で確認すると
「その方が間違えにくいし速く解ける」と。
まあ当たり前だと思います。
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で、今朝。
やっぱり、書かずにやっている。
「公文の先生に、
『うーん、○○ちゃんは頭が良いから、
書かなくてもいいよ。』
って言われた。」
とのこと。
…( ,,`・ω・´)ンンン?
何だって?
まあ、長女からまた聞きのことですので、
他の意図やニュアンス等が正しく
伝わっていないこともあると思います。
しかし、
「頭が良いから書かなくて良い」
は、ちょっと違いますよね。
上記の問題の解答を出すに当たっての目的は
①正しい答えを出す
②可能な限り早く答えを出す
この2点です。
またこれは算数の問題だけでなく、
世の中にある課題解決すべてに当てはまることです。
「目的を達成する」
「可能な限り早く達成する」
確かに暗算の方が早いという場面はあります。
いちいちひっ算を紙に書き出していると、
上記の②に対して合致しなくなるので
暗算でしましょう、という形で。
ただ今回の長女の問題は明らかに、
「3」をメモる方が正しいと思います。
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さて、今回のタイトル
『やっぱり学歴はそれなりにあった方が良いかもしれない』
ですが、
冒頭に記載した通り、
人生の中で本当に必要な能力の有無と
学歴との相関関係はさほどでもないと思います。
しかし、他人、特に世の中で
「権威」とか「専門家」と言われている人の意見を
何も考えずに「鵜呑み」することなく、
自信をもって
「それは違うんじゃないのかなぁ?」
と自分で考えることができる。
もちろんこれも学歴に関係なく
自分で考えることができる人は
世の中にいくらでもいます。
ただ、上記の一件についてだけで言えば、
やはり筆者にそれなりの学歴があるために、
より自信をもって
「それは違う」
と言うことができるのではないかと思います。
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この春、長女が小学校に入学し、
色々な先生の下で勉強を学ぶことになります。
筆者自身が父親から
「学校の先生の言うことをそのまま信じるな」
というような教育を受けていた、
ということもありますが、
長女にも今回の様に、
「正しいかどうかはまず自分で考えなさいよ」
ということを徹底したいと思います。
まあ先生の言うことをいちいち疑うような、
周りから見ると
「曲がったような人間」
になったとしても、
それなりに成績が優秀で、
それなりに世の中でやっていけるので、
「変な人生になる」
ということはないと思います。
むしろ、
「権威」「専門家」「先生」
と言われる人々の意見を
そのまま鵜呑みにする方が
「自己責任」を果たせない、
問題があったら人のせいばかりにする
変な人生になると想像されます。
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学歴そのものが役に立つ時代は終わりました。
また今の世の中で役に立つ能力と学歴の相関関係も微妙。
ただし、他人の言うことについて
「それは間違っているのでは?」
と自分で考えようとする自信を持つことができる。
その点に有効なのであれば
学歴はいまだに侮れないものなのかもしれない。
学歴分断社会 (ちくま新書)
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